ブライダルリングを復旧させるには?
それは不安だ。
問題を中心にやっていくわけだから、知識の不足を感じ、実際に穴もできてしまう。
「もっと他のところをやらなくてはいけないのでは」と不安になってしまうのだ。
しかし何度もいうが、要は試験に受かればいい。
穴などあっても構わない。
それが致命傷にさえならなければいいのである。
それが私が提唱する勉強法でもある。
それはスポーツの世界でも同じだ。
野球の試合であろうがサッカーの試合であろうが、勝ちは勝ちである。
一〇対○で勝とうが、一対○で勝とうが勝てば同じだし、サッカーならば守りを固めて○対○とし、PK戦で勝っても、勝ったことに変わりはない。
なかには勉強のプロセスが大事だと批判をする人もいるが、勝負の世界ではそれは通用しない。
結果が伴わなければ、それは言い訳にしか聞こえないだろう。
重要なのは、どうすればいちばん早く目標に到達できるかだ。
すべてはそこに焦点が絞られる。
方法論はそれに基づいて考えればいい。
予備校の先生は、だいたいが時間がある人を対象に授業をすることが多い。
おそらく自分自身もそのような勉強をして資格をとったのだろう。
全体的な数からいえば、私のようなやり方をする人は少数派だ。
だからこそ短期間で合格が可能になるのだが、それを貫くには数々の不安に耐え抜く覚悟が必要だ。
先生の選択もその一つといえるかもしれない。
先ほどもお話したが、私の場合は予備校には行かなかった。
時間がなかったのもあるが、その必要性をあまり感じなかったからでもある。
東大受験のときは受験前の一年間、ただひたすら過去に出題された問題ばかりをやっていた。
他の受験生ならば、遅くとも高校一年の頃から準備をして三年間計画で合格を狙うが、私はそれを一年で済ました。
その成功が私に自信をつけさせ、それから国家公務員上級職試験経済職、司法試験と同じやり方を通し、合格もできたのだ。
それらの基本となったのが、問題中心主義、実践勉強主義であったことはすでにお話した。
だから全体から見れば少数派ではあるが、そのノウハウは確かなものであるといっていいだろう。
以上の点から、私は実践主義の講義をしてくれる先生を推薦する。
人によって相性はあるかもしれないが、より早く、目標に近づくにはそれしかない。
ただどちらの先生を選んだとしても、復習に重点をおいてほしい。
それも繰り返し、反復して自分のものにすることだ。
さらに大事なのは、その復習もスピードが求められることだ。
とくに前者の、理論重視の先生を選んだ場合は、復習に時間がかかっていたのでは、とても間に合わない。
その点から判断しても、後者の先生を選んだほうが得策だ。
超合理的発想を実行した私は、予備校に通う時間がもったいないと思ったので、まったく通わなかったが、問題添削の通信教育は利用したし、模擬試験は進んで受けた。
みなさんの場合も私の例を参考にしつつ、自分にとっていちばんいい方法を選んで実行してほしい。
合格体験談は、いっさい無視しろ!試験勉強を始めるに当たって、よく参考にされるのが合格体験談だ。
「合格した人がいうのだから、絶対、間違いない」「少しでもいいから、そこからヒントを得たい」など、その思いはわからないではないが、読めば読むほど迷いを生じるので、いっさい無祝したほうがいい。
私も合格体験談を読んで、怖じ気づいてしまった経験がある。
何せ合格者の体験を読むと凄まじいものがある。
「死に物狂いでやらないと受からない」「睦眠時間四時間で必死にやったからこそ受かったんだ」とか、凄いことばかり書いてある。
もともと体験談というものは、悪いところは隠してあるし、ちょっと自慢げに書いてあるものだ。
だいたいが出版社などに頼まれて書くわけだから、参考程度に読むぐらいでちょうどいい。
それを真似ようと思ってはいけない。
またよく読めばわかるのだが、人それぞれ微妙に違っているし、環境もだいぶ違っている。
例えば朝型の人がいたり、逆に夜型の人がいたりと勉強の仕方もずいぶんと異なっている。
私もそれらの人の話を読んで、結局、自分のやり方と同じ人がいないことに後で気がついたくらいだ。
それほど勉強の仕方は千差万別、個人によって違っていると思ったほうがそうすれば迷いはなくなるし、途中で道を踏み外すこともない。
いきなり物凄く勉強して受かった人の話を聞いたのでは、誰でもやる気をなくすものだ。
〝百害あって一利無し″と気にしないようにしよう。
前の項貴でも知識自慢を仲間にひけらかして、そのときは優越感を仮に得られても、試験には何回も落ちている人の話をしたが、それは間違った勉強法をしていたからであって、最短合格法の勉強法とはまったく違う。
合格体験者の勉強法がそれに近いわけではないが、自分の目指す勉強法が彼らと違っていても、決してそれに引きずられてはいけない。
学問的な知識と試験に合格する知識は、全然、違う。
多少はダブるところもあるが、基本的には逆と思ってほしい。
完全主義者の意見に耳を傾けていたら、いくら時間があっても足りない。
我が道を、ただ一人でまっしぐらに進む。
それが、私が推薦する難問資格最短合格法だ。
過去問はすべての勉強の、いちばんの基本今まで何度もお話しているように、最短合格勉強法の基本は、この過去問の完全制覇にある。
そこから出発して、最短距離で合格を目指すのが私のやり方だ。
例えば登山をするとき、あなたならどのような方法を選ぶだろうか。
地図を見て、さまざまな道を選び、そのどれもきちんと制覇するタイプと、たった一つの道を何回も登り、その道は完全にマスターする。
その後でやや違った道を登ってみて、危ないと思ったら元の道に戻る。
そのようなタイプがあったとするならば、どちらを選ぶだろうか。
私は後者のタイプだ。
基本になるものを一つ選び、それを完壁にしてからつぎに進む。
危なくなったらすぐに元に戻る。
そのようなやり方である。
もう一つの例を引くならば、駅から二〇分ぐらいのところに住むとする。
そのとき駅までの道をどう見つけるか。
一方では、当然、最初は道がわからないから、地図を見たり、人に開いたりしていろいろな道を見つけ、近道をだんだんに探していく方法。
他方では、いちばんわかりやすい大きな道を最初に見つけ、そのうえで地図にはあまり頼らず、風呂屋の煙突などの目印を見つけてそこを目安に道を覚えていく方法があるとする。
あなたならどちらを選ぶだろうか。
答えは後者だ。
大きい道が過去問であり、それを目印にして目標に進んでいく方法がそこに当たる。
過去問を押さえることでその類似問題も押さえることができる。
根っこを押さえておけば、枝葉の問題が出ても応用が利く。
根っこの割合が全体の三割、枝葉の割合が同じく三割。
その数字はお話した通りである。
大きな道が見えるというのは、自信にもつながり、多少、違ったところへ迷い込んでもすぐに元に戻ることができる。
その意味からも過去問の重要性を唱えている。
資格試験によって、あるいは科目によっても違いはあるが、一〇年で必ず一回は出る間題があったり、場合によっては三年に一回出るものもある。
これを初期の段階でやってしまえば、相当な自億につながることは間違いないし、不安を解消する原動力にもなる。
出題された問題も、一〇〇点満点を狙って答案を書くのではなく、七割から八割の回答をすればいい。
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